社労士受験 【自宅学習の進め方①】

受講生さんからリクエストをいただきました。

今日は社労士受験のための勉強方法について。

特に合格するための試験勉強はあくまでも試験勉強なので、その人その人の覚え方や覚える速度、忘れる時間など違いがあるために何が正解ということではないのだと思います。しかし、忙しい毎日の中で合格率の高くはない試験を突破するには、それなりにやらねばならないことがあります。

お話していて思うのは、「やる気」はあるのだということ。

なのに、「なんとなく勉強している」方が多いことは非常にもったいないことです。どうせやらなければならないのだから、もっと自分のために合格に近付く実感を持てる勉強をしてほしいと思います。

各科目単元のポイントアップは次回から!

 

◆必要な教材

【絶対的】

基本書(予備校のメインテキスト)

過去問題集

一問一答(私は2種類使いました)

選択式問題集

【相対的】

白書対策集(市販のものより予備校を使った方が勉強時間はコンパクトになる)

一般常識専用問題集

 

「過去問を制するものは試験を制する」

と受験業界では呪文のように唱えられますが、これは本当です。

 

過去問こそが試験のレベルが図れるもので、過去問が出来なければ少なくともその年に受験したとしたら合格しないとうことですから、過去問を制さなければならないのです。

しかし、そう言われると真面目な受験生は本当に過去問だけを信じてやり続けるのですがこれも問題があります。

過去問題をすべてできるようにしろと言っているのは、その問題を解けるようになれと言っているのではないという意味を正確にとらえていただきたい。

その年その年に出題されたその問題を解くには、どこのポイントが必要だったのかを特定していく作業をみっちりしていただきたいという意味です。

その問題が○か×かの判断がつくようになったから良し!ではなく、どの単元のどの条文のどこを知っていなければならなかったのかを確認してください。

問題を解くたびにその意識を持つことによって、「ここが出たんだから、もしかしたらここも出るかも?」と、周辺知識を拾い集めるようになってきます。そうすることで、過去問を軸に定着する知識が広がりを持ってくるのです。

 

また、一問一答を侮ってはなりません。

勉強の進め方は過去問と同じ、確認、確認、確認につきます。

一問一答は過去問に比べ1センテンス1テーマなので、より細かく覚えるべきポイントを復習できることと、勉強時間がコンパクトで済むことが利点です。

平日、あまり時間がとれない日は一問一答を進める日とし、週末など一定の勉強時間がとれる日に過去問に取り組むなど、メリハリをつけるのもよいと思います。

 

◆アウトプット→インプット

多くの方は初めてテキストの新しい単元を勉強するとき、つまり講義時の学習を「インプット」だと思っていらっしゃいますが、

講義は「導入剤」あるいは「誘発剤」です。

 

一番多いご相談、

「インプットに時間が取られて演習問題まで手が回らないんですよ~」

これを言うと私の長~いお説教を受ける羽目になりますよ。

テキストを読んでいるうちはまだ勉強の導入部分に立っているにすぎません。本当のインプットは問題をやり、「あ、そっか!」と思った部分、この問題を解くにはここを覚えておかなければならないんだ、と自分でテキストの内容を「特定」することを言います。なので、問題に取り組むことなくテキストを読むので精いっぱいだという方には、インプットさえ出来てないのだということを正直にお伝えします。子供のころからそうしてきたように、ついつい問題ができるようになってから問題に取り組む、こうした傾向は大人になっても強く残っているのだと思います。得点をとるのは本試験で取ればいいのだから、演習問題はそれこそ全問不正解で要復習の状態がより望ましいと気持ちを切り替えてください。

さて、2014年も残すところ1月をきりました。

お正月休みは改めて勉強の体制を整える良いチャンスです。

お休み中にやるべきこと、やりたかったけれど、いままでできなかったことを書き出して

まずは計画を作りましょう!

 

次回「自宅学習の進め方②」予告  ※補修は12/14(日)UPです!
◆2本立ての進行
◆忘れる前に復習を持ってくるために計画必須
◆自分にだまされるな

アダプトプログラム

 

快晴の冬の朝。

寒い寒いと言いながら庭に出ることが日課です。

バラ栽培を趣味としているので、今時期は来年に向けて鉢の植え替えの計画を立てています。

ここ数年凝っているのが「挿し木」、

大切な(高価な)バラに万が一のことがあってもと、枝からクローンを作っておくのですが、

最近では切り花として購入した珍しいバラを根づかせることに熱中しています。

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こんな風にザクッと挿しておけば、春には根っこが出て新芽がふいてきます。

成功率は70%くらい、バラの苗は種類にもよりますが、ブランドローズでは7,000円くらいするものもあります。切り花は500円程度ですから、成功するとかなりお得感がありますね(笑)

 

さて、アダプトプログラムをご存知でしょうか?

公共の場を市民団体や企業が美化活動を行い、行政がそれに協力するもので、「アダプト=養子にする」つまり、管理を任された場所を愛情持って美化していくプログラムなのです。

私は自宅前の遊歩道の管理をしています。

県では桜の名所とされる並木のスタート地点で、春にはかわいいカルガモの赤ちゃんの行列が見ることができる素敵な場所です。

お散歩される方も多いので、朝の庭の点検とともに、アダプトの土地の整備も欠かせません。

今日は牛フンを仕込み、ヒヤシンスの球根を植え付けました。

 

桜の咲く少し前に、色とりどりのヒヤシンス、その後早咲きのクレマチスが続きます。

桜の満開を多くの方が楽しまれると、今度は桜吹雪の中、ポツポツとオールドローズの開花が始まります。

 

冬はそんな春の風景を想像しながら地道に土いじり。花はなくとも土も根も、凍えそうな枝も、みんな生きています。

朝はそんな風にひっそりしたものからパワーチャージして、1日の英気をやしなっています。

 

皆さまもよい1日を。

 

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人を雇う前に!!特定求職者雇用開発助成金

「助成金もらえませんか?」

このご相談は、だいたい創業時か、人を雇った時にやってきます。

社労士は主に厚生労働省のヒトに関する雇用・労働環境の整備に関する助成金を扱います。ご相談のタイミングとして、これから会社の環境を作っていく創業時や、初めてスタッフを雇った時や人が増えた時に助成金をお考えいただくのは決して間違ってはいませんが、すでに遅い場合もあります。今日は必ず事前準備が必要となる助成金のご紹介です。

 

特定求職者雇用開発助成金の概要

特定求職者雇用開発助成金は対象となる特定の方を雇い入れ、継続雇用(1年)した場合に支給される助成金です。
対象者によって、

  1. 特定就職困難者雇用開発助成金
  2. 高年齢者雇用開発特別奨励金
  3. 被災者雇用開発助成金

と3種類の助成金があります。

 

対象者の確認

 

①特定就職困難者雇用開発助成金

高年齢者(60歳以上65歳未満)
障害者(障害者手帳をお持ちの方)
シングルマザー・ファーザー

②高年齢者雇用開発特別奨励金

65歳以上

③被災者雇用開発助成金

震災により離職した方

 

①の対象者を見ると一般の企業でうまく取り入れていただきたい方ばかりです。

子育てされている方は使いにくい、という声も聞こえないわけではありませんがそれは一時の事。長い目で見て、フルタイムとパートタイムをどう活用していくかを考えるのは経営者の腕の見せ所です。もちろん、私の腕の見せ所でもあります。

そんなわけで、

今日は「特定就職困難者雇用開発助成金」をクローズアップします。

 

絶対必要な事前準備

 

対象となりそうな人を採用してからご連絡いただいても時すでに遅しです。
なぜならばこの助成金は、ハローワークの紹介により、対象となる方を雇い入れなければならないからです。
つまり、ハローワークに求人を出していることが大前提となるのです。

※有料・無料職業紹介事業者からのご紹介も対象となります。

対象となる方を採用してもいいと思う会社は、まずはハローワークへ求人票を出しましょう。

 

雇用保険の加入は必須

 

対象者を雇い入れ、継続雇用した場合に支給されるので、各種保険手続きが必要になります。
必ずしも正社員採用である必要はなく、パート・アルバイトの方も対象になりますが、雇用保険は必須です!

つまり、週の働く時間が20時間以上でなければならないということですね。

 

また、保険加入の状況によって助成金額が異なるのがこの助成金の特徴です。

週の働く時間と助成金の目安です。 ↓ ↓
●20時間以上30時間未満 → 雇用保険のみ      → 90万円(上限額)
●30時間以上       → 雇用保険、社会保険両方 → 60万円 (上限額)

※中小企業の場合

助成金支給

 

1人採用するだけでかなり大きな金額が入りますが、これはあくまでも上限額であって支給額ではありません

助成金額は対象者のお給料額に応じて支給されますので、

( 給料月額×6か月 ) × 2回

が実際の助成額になり、1年間継続雇用することにより、6か月目と1年目に支給申請を行います。

 

確認事項

 

  • どの部署で何時間くらい働いてもらうのか?
  • 加入させる保険の確認(時間に応じて)
  • 給料額の設定
  • ハローワークへの求人票提出
  •  紹介、面談時に対象者であること
    (シングルマザーや障害者であることを知ることが必要です、後出しNG!)

 

関連助成金

 

同じく事前準備が必要なものにトライアル雇用奨励金があります。
こちらは対象者がもっと広く、社会人経験が少なかったり、これからスキルアップが必要な方を
おためし採用する場合に、お試し期間の賃金助成が行われるもので、タイプが似ています。
ハローワークへの求人票をお忘れなく!!

いずれにしても、採用計画がおありの会社様は採用前に助成金の検討をしておきたいですね。
人件費の削減も経営上必要となる時もあるでしょう。でもまずは助成金でカバーする方法も同時に検討してください。

 

 

 

「うわのそら」の作り方

今日は今年一番の寒さにみまわれた1日であったとか。

寒いのは大変苦手ですが、寒さ対策の用意をするのはとても好きなのです。

春先にしまい込んだストーブを出してピカピカに磨いてみたり、手袋やマフラーを日干ししたり、大判ストールに包まれてゴロゴロしてみたりと、うっかりすると就業時間が始まっていたりして。

だめですね、もっと仕事に集中して取りかからねばお客様に申し訳ないです。

 

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そんな感じで、仕事中でも「うわのそら」になりがちな自分を毎日反省しながらも、また翌日には何かしらで「うわのそら」になってしまう私。集中力に問題があるのかしら???

気になったので「うわのそら」を辞書を引いてみました。

 

うわのそらとは

他の事に心が奪われて、そのことに注意が向かないこと。心が浮ついて落ち着かないさま。

 

まったくその通りです。

「上の空(うわのそら)」とは空の上空をさす言葉として古くから使われていましたが、「心空なり」という心が落ち着かない様子を表す形容動詞から、「上の空なる心」というさらに落ち着かない様子を強調した言葉が使われるようになりましたがいつしか「うわの空」単独でその意味を表すようになったようですね。

自分の心が自分の体から離れてしまっている様子を表しているのでしょう。

日本語というのは良くできています。

 

講師から見た教室の空気

さて、私はとある資格予備校で社労士講座の講師をしております。

決して飽きることなく、なるべく印象的に内容が残るようにと講義の進行は色々工夫をしています。まだまだ努力していかねばならない点は多々あるとしても、ある程度は出席されている方々の視線を1点に集めることができるようになりました。

そういう意味では講師は指揮者のようだなといつも思っています。

意図した話をしないと、時間が流れるに従って集中力が切れてくることがわかります。

そもそもおもしろい話をしているわけではなく、勉強における「聞かせる話」をするには、いかに「あ!わかった」と頭の中に道筋を作って差し上げる進行が必要なのですね。

それがうまくいっていると、面白いほど教室全体に一体感が生まれてきます。

あぁ、皆さん今理解している。

と充実感でいっぱいになる瞬間です。

話し方も色々技術があります。ロジックとか、難しいやつです。そうであっても、私が一番必要であると思うことは講師が一番理解して楽しいと思うこと。

「こうだからこう、ほらできた!」

この感覚を熱を込めてお話することだと思っています。最低限の講師スキルとして。

 

「うわの空」の作り方

そんな中、時々教室全体が「うわの空」になることがあります。

個々の方が飽きてしまっているのではなく、なんとなく全体が「うわの空」なのです。

 

非常に悩みました。おおむね集中力を持って聞いていただけているのに、何故ぽつぽつと「うわの空」が生まれるのだろうと。

ある時注意深く自分の講義を振り返ってみたところ、この雰囲気を作ってしまう直前に別の話を差し込んでいることに気がつきました。

「前回やった○○と似てるでしょう?○○は覚えていますか?・・・・・・・・・」

というように、今進めている話以外のことを思い出させていたのです。

そうすると集中しているだけに、まじめに前回のその内容について思いだす作業に入ってしまうのですね。

でも今の話も進行しているからとりあえず聞く姿勢は持っている。そんな時に「うわの空」の雰囲気が生まれます。

 

なるほど、人とお話していて「うわの空」になるのは、問いかけられた時が多いなと思い至りました。

同意を求めるために話の中に盛り込まれた過去の共通の思い出話などは、同意を通り越して回想に入ってしまったりするので肝心の今の話が「うわの空」になりがちです。

だとすれば、部下に対する怒り方、諭し方も気をつけなければなりませんよね。

うっかり忘れの多い部下を叱責している時に、「お前は昨日の晩飯が何だったかも忘れてしまう人間だろう?」なんて言おうものなら、部下の頭は怒られていることよりも昨日の夕ご飯のことでいっぱいになってしまうでしょう?

どうせ話すなら、ちゃんと話を聞いてほしいですよね。相手が「うわの空」だとちょっぴり傷つきますから。

それはもしかしたら、相手が悪いのではないかもしれません。

自分が「上の空」を作り出してしまったのかもしれませんよ。

自分の話し方、少し振り返ってみてはいかがでしょ。

 

おまけ

そうそう、実は講義中に「うわの空」を作る原因はもうひとつありました。

極端に大きなジェスチャーです。

私はもともとお話の時に身振り手振りに頼る傾向があるのですが、話に夢中になったり、熱がこもればこもるほど、手をぐるぐる回す癖があるようです。

せっかく集中して聞いてくれていたのに、私の手のぐるぐるに目を奪われて、話を聞くより手を追ってしまう時にも「うわの空」になりがちです。

今、私完全に指揮者になってるわ!と思うと同時に、別のものに集中させてしまってごめんなさいと反省です。

 

ジェスチャー大きい方多いでしょう?

気をつけましょうね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、検討したい「助成金」のこと 

助成金、活用していますか?
助成金、奨励金といった「お金がもらえる制度」は色々ですが、
社会保険労務士は主に厚生労働省の「労働」と「雇用」分野の助成金を扱います。
その分野に絞ってもみても数がありますので、もしかしたらすぐに使える助成金があるかもしれません。
今日は比較的取り入れやすい助成金を紹介しつつ、申請時の社労士の有効活用について考えたいと思います。

 

中小企業労働環境向上助成金

雇用管理の改善を推進し、魅力ある雇用創出を図ることを目的とするこの助成金。対象とする企業の「業種」が限定されていることが大きな特色です。

【対象業種概要】
■重点分野関連事業主(健康・環境・農林漁業分野等)・・ex)IT関連、スポーツ施設提供業、医療福祉、廃棄物処理業など

■介護関連事業主

が対象となります。

ここで対象とならなかった業種の方であっても、今後の助成金の活用の仕方に興味のある方は次の項目にお進みくださいね。

 

【助成金メニュー】

この助成金は3つのコースがあります。コースごとにその助成額も異なります。

①評価・処遇制度 ・・・ 40万円
②研修体系制度  ・・・ 30万円
③健康づくり制度 ・・・ 30万円

どんなことをすると助成金がもらえるか、極簡単に説明すると

新たに従業員の評価制度を導入、昇進基準などを設ける、賃金体系を整える、通勤手当などの諸手当を設ける

新たに社内、社外での研修制度を導入。新人研修など

新たに人間ドッグ、生活習慣予防検診、腰痛検診、メンタルヘルス相談の制度を設ける

いずれのコースにも共通される「新たに」、この意味は会社のルールを定める就業規則に新たにその内容を盛り込むことを意味します。
したがって就業規則を作成・届出することが必須となっています。

この就業規則は労働基準法上、10人以上の会社様で作成届出義務がありますが、もし、10人未満の会社様がこの助成金を申請する場合は就業規則の作成届出義務がなくても必要となる点に注意してください。

 

 

助成金申請に必要なこと

計画→ 助成金の要件に基づいた「計画」のための書類を役所に提出

実施→ 計画通りに実施し、その証明(※)を用意する

支給申請→ 添付書類を揃え、所定の申請書にてお金をもらうための書類を提出する

 

手順はシンプルです。

役所に提出する書類は2点、計画の書類と支給のための書類です。

書類作成のボリュームも大きくありません。

→ 厚労省ダウンロードURL

www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/a04-1.html

 

唯一、苦労する可能性があるものは添付書類、つまり助成金要件に当てはまっていることを証明する書類を準備することでしょう。

どの助成金でも共通して言えることですが、従業員に関連しての助成金であれば、従業員に対する労働基準法をしっかり守っていること、法律上のルールを守っていることはもちろん、就業規則に助成金の要件がしっかり盛り込まれていること。

この点が審査での可否の決定項目となるので厳重にチェックしてください。

 

社労士が携わる助成金申請

助成金申請の書類作成自体はそんなに複雑ではないので、自社で行うことは十分可能です。

しかし自社で行うと助成金申請を断念することも多いようです。

その大きな要因が前述の労働基準法の遵守の部分です。

「助成金申請をしたばかりに、未払い残業代の問題が発生してしてしまった。」

などということがないように、社内での規定と現実の見直し作業から行っていきたいですね。

◆残業時間、残業代の計算の仕方、あってますか?

◆タイムカードや出勤簿、虫食いになっていませんか? 正しい時間管理ができていますか?

◆忙しい会社では見落としが多いです。休日日数の管理できていますか?

などなど、助成金申請時に問題になるのはもちろん、もしかしたら従業員のモチベーション低下の原因になっているかもしれません。思わぬトラブルを防ぐためにもやるべきことはしっかりやる、やりたくなくてもやり方を考えてやりましょう!

ここは経営者の方には今一度振り返っていただきたいところです。

法律は守らなければならないものです。

でもそれを守ろうとする時に、画一的にルールを定めるのではなく、個々の「会社にあったやり方」を見つけることが大切ですね。

そこを一緒に考えていくことが社労士が会社と関わる意味となると私は思っています。

少なくともお忙しい経営者の方にとって、法律に基づいたルールを考えていくこと、それを就業規則に落とし込むこと、これら業務は負担の大きいものとなりますので、ここで社労士が登場するわけです。

 

社労士の報酬のお話

もし、今までのお話どおりに私が助成金のお仕事のご依頼をいただくとしたら、助成金申請代行として成功報酬を助成金額に応じていただきます。

それとは別に就業規則の作成届出のご料金が発生します。この就業規則の作成のご料金は正直言ってお高いです。

社内整備の部分は基本的に助成金申請の一環としてご料金は発生しませんが、もし未提出の法律上の義務書類などがある場合はご相談となります。

なんだかんだいって、助成金申請を社労士に依頼すると、「お金」がかかるのですよ

そうすると、せっかく助成金が入ると思ったのに、社労士にほとんど(いや、ほとんどではありませんよ)持って行かれちゃう、、、ということになるわけですが、

ここでひとつご提案です。

 

助成金にはたくさん種類があるんです!

冒頭でお話したとおり、助成金はその種類が多いのです。

またその時々の必要に応じて、新設される助成金もあれば、ある日突然終了する助成金もあります。

今回ご紹介した「中小企業労働環境向上助成金」は、比較的導入しやすい企業で1回だけもらうことができる助成金なので、私はこの助成金を会社を助成金体質にするための準備金と位置付けてご紹介しています。

この助成金に限らずとも、一度助成金申請を行うとその会社は今後の助成金の準備をしたと言っても過言ではありません。

社労士に依頼いただくと、今後別の助成金を申請するための土壌が労働基準法などの部分でもしっかり出来ていますので非常に楽に助成金申請を行えるようになります。

そのための準備として社労士報酬を実質無料で行えると考えたらいかがでしょう?

その後、多くの助成金を有効活用していくためのアドバンスとして活用していただくことをお勧めします。

もちろん、自社で申請できるアドバイスも行えますよ。

気になる方はどうぞお気軽にお問い合わせください。

 

ホントのメリット

そもそも厚労省の助成金は「労働」と「雇用」の状況を良くしていくためのもの。

しかしながら会社が負担に感じる労働環境の向上、雇用の改善は結局は従業員のしあわせにはつながりません。

積極的に取り組むことで得られる会社のメリットから改善を考え、従業員がモチベーション高く就業できる会社づくりをしていきたいですね。

決して大義名分となることなく。

そんな会社づくりのお役に立てたら私もしあわせです。